どのラズベリーパイを買ったら良いの?ラズパイ生活を始める時に買っておきたいモノ、知っておきたいこと 2018年1月版

2018年2月19日

「ラズベリーパイ面白そう!やってみたいけど何を買ったら良いの?」

とお悩みの方に。

結論。

Raspberry Pi 3 Model B です!

ざっくりなぜかというと

  • スペックが高いからだいたい何でもできる
  • 複数購入できて入手性も良い
  • 基本的にハンダ付けや他のIOボードは不要

という特徴があるからです。

RPI3の主なスペックは、以下の通り。

Quad Core 1.2GHz Broadcom BCM2837 64bit CPU
1GB RAM
オンボードのBCM43438 wireless LAN と Bluetooth Low Energy (BLE)
40ピン拡張GPIO
USB 2 ポート ×4
4極のステレオ出力+コンポジットビデオ
Full-HDMI
CSI カメラポート
DSI ディスプレイポート(公式のタッチパネル付きディスプレイ接続用)
Micro SD ポート(OSとデータ保存用)
2.5Aまで対応するようアップグレードされたスイッチ付きマイクロUSB電源

出典: https://www.raspberrypi.org/products/ より抜粋、意訳

 

それから、ボードだけ買っても動かないので(ここ大事!)、
電源アダプタや、USB変換アダプタ、ケーブル類も一緒に買いましょう。

ラズベリーパイがどのようなものか色々と触って分かってきてたら、他のボードにも手を伸ばしてみましょう(^o^)

 

ラズベリーパイのラインナップ

ラズパイには一般向けから工業用途まで様々な製品が販売されています。

一般向け

個人で使う場合や、量産しない製品向けのシリーズだそうです。

  • Raspberry Pi 3 Model B ★★★
    第3世代のラズパイ(以下、RPI3)。現在最もスペックが高いモデルです。
  • Raspberry Pi 2 Model B
    第2世代のラズパイ(以下、RPI2)
  • Raspberry Pi Model B+
    第1世代(最終改訂版)のラズパイ。モデルBシリーズの最初のやつです。
  • Raspberry Pi Model A+
    第1世代(最終改訂版)のラズパイで廉価版。USBポートが少なかったり、Ethernet用のコネクタが無いなど、IoT時代には厳しい。
  • Raspberry Pi Zero
    いわゆるフリスクサイズの小型で超安価なタイプ。どのショップもお一人様1枚としている所が多いのが難点。
  • Raspberry PI Zero W
    Zeroに無線LANとBluetoothの通信機能を載せたモノ。
    Zero同様に購入制限があり、大人気で在庫切れも。
  • Raspberry PI Zero WH ★★ (2018-02-19 追加)
    Zero Wにヘッダピンをつけたマイナーチェンジモデル。
    購入制限が無くなりました!

工業用途

プロフェッショナル向けで、製品に組み込んだりして使うシリーズです。RPI3と同じ性能ですが、インターフェースコネクタなどは一切付いていませんのでIOボードを用意する必要があります。

オンボードの4GB eMMCフラッシュ搭載品と非搭載のものがあります。

  • COMPUTE MODULE 3 (CM3)
  • COMPUTE MODULE 3 LITE (CM3L)

個人で使う事はまず無いだろうと思いますので、詳細は割愛します。

オススメセットと大事なところ!

主に日常的に独立させて使いたい方であれば、7インチタッチパネル付きディスプレイ+ケース、ACアダプタのセットがオススメです。

ケースに入っていると静電気や液体・金属の接触によるショートで壊れてしまう可能性を低減できます。また、専用ディスプレイは状態確認と、ふとした時のシャットダウンなどにとても便利です。

オススメセットの詳細は、コチラの記事をご覧ください。

電源は大事!

電子工作で気にかけるところNo.1の電源。

RPI3になってから、USBポート経由で最大2.5Aまで供給できるようになりました。
電源が弱い(出力電流が小さいアダプタを使う)と色々トラブルが起きますので、ショップオススメの電源など目的にあわせて色々検討してみてください。

※スペックが高い分、消費電力も大きいということで、大本のACアダプタが2.5Aを供給できる必要があります。もっと電力を消費するモジュールやUSB機器が繋がっている場合は40ピン拡張コネクタからの電源供給を検討した方が良いと思います。

USB機器の場合は外部電源付きのUSBハブを使えばOKです。

その他にあると便利なのが、

  • USBキーボード(安くて小さいのでOK)
  • マウス(青色LEDの安いマウスがオススメ。使い回しでOK)

意外と忘れやすいネットワーク周り

  • LANケーブル
  • 無線LANアクセスポイント(Wi-Fi、2.4GHz帯対応)

全部Wi-Fiでいいじゃん!と思うかもしれないのですが、OSのインストールなど、安定したネットワーク接続があるとかなり捗ります。2.4GHz帯は都市部だとかなり混雑していて不安定&遅い可能性もありますし。

とにかく安価に仕上げたいという人は、Raspberry Pi Zero / W という選択肢もありますが、壊れてしまった場合に新しいのをすぐ買えないのが痛い!
電子工作に慣れていて、ラズパイをよく知っている人には良いと思います。

まとめ

オススメのラズパイとして、ラズベリーパイ3モデルBを紹介しました。ラズパイ生活の第1歩から力強く前進できる一品です。みなさま、よいラズパイ生活を!

 

Raspberry Pi

Posted by まーく