Raspberry Pi 3B+の購入は慎重に!技適取得状況・注意するポイントまとめ。技適マークの表示を確認しよう!

2018年7月4日

ども、ゴールデンウイーク後半をガッツリ遊んだまーくです。

GWのまっただ中の5/1に、Raspberry Pi 3B+の技術適合取得が完了して日本国内出荷が始まったというニュースが飛び込んできました!

早速買おう!と思ったのですが、色々調べてみると「今すぐ買わずに慎重になった方が良さそう」な状況が見えてきたので、Raspberry Pi 3B+の技適について注意するポイントをまとめてみました。

 

Raspberry Pi 3 Model B+を購入する際に注意するポイント

特に注意するポイントは以下の2つです。
(1)技術基準適合証明等を受けた機器であるか
(2)技適マークが表示された物であるか

後半に書いていますが、技適マークの無い機器を国内で使うと電波法違反になる場合があります(^^;

この辺りは個人で細かく判断するのは難しいので、国内の正規代理店など信頼できるお店から購入することをお勧めします。

信頼できる購入先:

※Amazonや他のいくつかのサイトで購入することができますが、技適マークが正しく表示されているか不明瞭なので注意が必要です。

※【追記 2018-07-04】Physical Computing Labを追加し、公式リセラー情報を新たに追加しました。

(追記)公式リセラー情報

ラズベリーパイ財団が公式に認めているリセラー(Reseller)は、以下の2社です。(https://www.raspberrypi.org/resellers/ より)

  • RS コンポーネンツ
  • element14(Premier Farnell社)

ラズベリーパイでよく「element14版」とか「RS版」とか言われているのはこれが理由です。

そして、冒頭のニュースを発していた「Physical Computing Lab(TechShare社)」は、elements14公認のResellerになっています。

element14公認の小売店はWebサイトによると以下の4社です。

  • マルツ
  • BAKS
  • 梅本合同会社
  • Physical Computing Lab(TechShare社)

マルツは有名どころ。TechShare社は今回のニュースを出した所で、その他2社は全然知りませんでした。上記4社はラズベリーパイ単体を取り扱う事ができる小売店で、それ以外の業者はおそらく「付加価値再販業者(Value-added-reseller、VAR)」に位置づけられると思います。(※ケースとかパーツとかをセットで販売している。)

Raspberry Pi 3 Model B+の技適情報

「TechShare株式会社」のプレスリリース(Raspberry Pi 3 Model B+国内出荷開始のお知らせ)の写真を見ると、対象となるラズパイ3B+はelement14版で、「工事設計認証番号 007-AG0046」が読み取れます。ということで、工事設計認証が取れている「だろう」ということがわかります。

だろう」と書いたのは、プレスリリースでパッケージの画像はありますが、2018-05-07現在、総務省の検索サイトでこの番号を検索してみましたが該当情報が見つからなかったからです。

ちなみに、ラズパイ3BとZero Wは、氏名又は名称「raspberry」で検索すると出てきます。


出典:総務省ホームページ(クリックするとraspberryの検索結果が表示されます)

※番号の一部が全角アルファベットだったりしますw
(半角英字にしない理由がある?)

総務省のページでは、”※検索対象データの更新は、概ね1か月毎に行っています。“との記載があり、前回の更新が4/27なので、検索してここに出てくるようになるのは5月末頃と予想しています。

 

Rapberry Pi Zero Wは国内発売までどれくらいかかった?

スイッチサイエンスさんのプレスリリース(2017年7月18日より「Raspberry Pi Zero W」の販売を開始)を紐解くと、2017年に発売されたラズパイZero Wの国内販売は発表から5ヶ月もかかっていました。

2017年2月28日 Raspberry Pi Zero W 発表
2017年3月下旬 発売予定(スイッチサイエンス発表)→ 技適未取得のため延期
2017年7月18日 販売開始

総務省のページで検索した情報では、届出が2017年4月10日になっています。おそらく4月末にデータベースが更新された後、出荷されるボードに技適マークが間違いなく表示されていることをスイッチサイエンスさんが確認して出荷されたのだと思われます。

今回3B+を国内向けに出すにあたっては、Zero Wと同じ轍を踏まないように、関係各所が事前に動いたのではないかと考えています。

追加情報(2018-06-12)

スイッチサイエンスさんからついに出ますね!

本日(6月12日)15時頃、100台程販売予定とか。

 

追加情報(2018-05-20)

ケイエスワイさんとスイッチサイエンスさんから、Raspberry Pi 3 Model B+ 技適取得の情報が発表されました!5/17以降に製造されて技適マークが表示された物(当面はパッケージへの表示とのこと)が正式に国内で電波を発して良い物になるそうです。

 

技術基準適合証明と電波法違反時の恐ろしい罰則!

日本の法律では、特定の電波を発する機器を日本国内で使用するには「技術基準適合証明(電波法第38条の6)」を取得する必要があり、適合したものには「技適マーク」が表示されます。

出典: 総務省「技適マーク、無線機の購入・使用に関すること Q8

1つ1つ試験をして合否判定をしていたらとんでもないことになるので、普通は「工事設計認証(電波法第38条の24)」を取得して、同じ設計図・同じ工場で製造した機器は基準をクリアしているとみなしますよーという制度です。

ちなみに、技適マークの無い機器を使っていたら、懲役又は罰金に処される場合があります
(;゚〇゚)

WikiPediaによると、

適合表示無線設備と同等の機能であっても技術基準適合証明の技適マークの無い機器、または技適マークがあるが改造された機器の使用は、総務大臣の免許の無いまま無線局を開設したこととなり、第110条第1号により1年以下の懲役又は100万円以下の罰金刑に処される。

出典: WikiPedia、技適マーク

とありますので、「使う人」が十分に注意する必要があります。

 

詳しくはこのあたりの記事が参考になります。

 

技適マークは誰が表示するのか?

総務省の電波利用のページによると、

技適マークは、自己確認を行い、証明規則様式第12号の届出書を総務大臣(※)に提出した製造業者又は輸入業者(届出業者)が付します。

出典:電波利用のページ(http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/equ/tech/

とあります。

ダウンロードできる様式を見ると変更内容を詳細に示す必要があるため、そのような情報を入手できる業者で無い限りは難しいと思います。
※様式のPDF版は一太郎のリンクになっています。誤記。

 

Amazonで検索するといくつかRaspberry Pi 3B+が出品されていますが、注意書きに「印字して保管してください」と書いてあったりします。。。これは大丈夫なんでしょうかね。。。(届出済みの輸入業者なのかな?)

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07BHZNNYK/

 

まとめ: Raspberry Pi 3 Model B+ を買う前に技適マークの表示を確認しよう!

今回調べてわかったことは、

  • element14版で、工事設計認証番号 007-AG0046 が取得されている。
  • 2018-05-07現在、総務省のサイトでは確認できない。
  • 技適マークの無い機器で電波を発すると電波法違反に問われる場合がある。
  • 技適マークを表示できるのは「届出業者」だけ。

ということで、信頼できる取扱店から発表があるまでは、電波暗室を持たない個人での購入・使用はしばらく待つのが安心かと思います。

早くラズパイ3B+を使いたい!!

 

参考情報

参考にさせていただいたサイトです。