映画パシフィックリム・アップライジングの感想。前作ギレルモ・デル・トロ監督の凄さが改めて分かった作品【微妙なネタバレ注意】
どもー、SF映画、SFアニメ、SF漫画が大好きなまーくです。
先日ついに、「パシフィックリム・アップライジング」を4DXシアターで鑑賞してきました^^
(写真はまーくが所有する前作パシフィック・リムの3D&2Dブルーレイセット)
本作は、パシフィックリムの10年後を「スティーヴン・S・デナイト監督」が描いた作品で、前作の司令官スタッカー・ペントコストの息子が主人公。
前作をIMAX 3Dで鑑賞して大満足だったので、今回もIMAX 3Dでー、、、と思っていたら、近くの映画館では字幕版しかやっていなかったので、悩んだ末に4DXシアターへ。
前作が人気だったためか、比較的狭いシアターですが6〜7割くらいは埋まっていました。
3Dメガネをかけて、着席し、いざ鑑賞!
見終わった感想
ではまず、結論から!
星5個中、、、
2個!!
ぎり3個手前ぐらい。
くーーっ(>_<)
まぁ、好みなので色々意見はあると思いますが、ちょっとマーク的にはヒットしなかったかなぁ。。。(以降、辛口レビューになりますのでご注意!)
比較のために書いておくと、
【★4〜5】 パシフィック・リム、リアル・スティール、新劇場版ヱヴァンゲリヲン 破、インセプション、メッセージ、イノセンス、GHOST IN THE SHELL、シン・ゴジラ、パプリカ等
【★2】 実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』(映像は凄かった)
【★1】 プロメテウス(エイリアンだった)
【番外】 新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH AND REBIRTH(トラウマ)
前作では映画を見ている最中に至るところでニヤニヤが止まらなかったし、テンション上がりまくりで、見終わった後「もう最高!!つっこみどころは色々あるけど、監督と日本語吹き替え版制作陣はツボが凄くわかってる!」という感じでした。
結局の所、好きな世界観が違うのだなーと。
まーく的視点から他の作品名を借りてザックリ言い表すならば、
- パシフィック・リム … エヴァ、攻殻機動隊、イノセンス、ロストプラネット2
- アップライジング … トランスフォーマー、スターウォーズ
という印象。好きなのは前者です。
前作との違いは何か!?
何が違うのかと色々考えてみました。監督が違うことで何が変わったのか。
全般的に
色々と詰め込んでいるので、映像が速く、ささーっと流れていってしまう印象を受けました。また、登場人物もたくさん出てくるものの、描かれ方があっさりしすぎていてモブになりかけている。。キャラが立っていないとも言えるかもしれません。
色使い・表現の違い
前作は、とにかくビビッドな蛍光色とスチームパンクな世界観。全体的に暗くて雨が降っている中に光がとても格好良い。暗闇に怪しく光る怪獣の青白い光、飛び散るオレンジ色の火花、ガンメタリックなイェーガー。
一方で本作は、普通な色使い、だったように思います。
光を描くか、光を受けた物体を描くか、そんな表現方法の違い。
カメラワークの違い
ズームしたり、じっくり見せるような映像ではなく、画面の中を素早く動き回るロボット達や、大量の物体(ロボットであり、破壊された破片であり、その他色々)で凄く情報量が多い映像に見えました。
前作では、アバターやFF13に見られるような「遠方のモノにズームする手法」がよく採られていましたが、本作では全体がよく見えるけど、とにかく映像が速い!という印象でした。あれもこれもガンガン使うので、その分1つ1つの印象が薄くなったのかと。前作で、ただ歩いているだけなのに、ただのパンチなのに、凄く重厚でカッコイイ!というものだったので、その違いは大きく感じました。
強まった中国色と唐突に出てくる日本
GDP世界2位の強さをここでも見せつけられるのか!
でも仕方ない、現実は厳しいのだ(T-T)
そしてクライマックスに突如現れる日本。
マークの目には最後無理矢理日本に持ってきたように写りました(>_<)
特に富士山。
もし見た方がいらっしゃったらこの辺りの感想を教えて欲しいです。
スティーヴン・S・デナイト監督のこれからに期待!
あれこれ考えながら自宅に戻り、スティーヴン・S・デナイト監督についてググってみると、年始めのインタビュー記事を発見しました。
インタビューで監督は、
「ギレルモの重厚なバロック調を基本にしたが、同じ事をしてもかなわない。だから今作は夜でなく昼、雨ではなく晴天と、ビジュアルも変えている。前作の良さを踏襲しながら独自色を出してるよ」
出典:『パシリム』続編にもオタク魂!今度の監督も本物だった!
これを見て、なるほど納得でした。
独自色を出すために「ギレルモ・デル・トロ監督の反対にしようとしたこと」が原因で、まーくは先のような感想を持ったのだなと。2作目が難しいと言われる所以だと思いました。
色々と辛口レビューになりましたが、巨大ロボ vs 怪獣バトルという日本の特撮文化が育んだ世界の映画監督に、これからも楽しい映画を作ってもらえるよう応援したいと思います!
以上、おわり!
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