Raspberry Pi 3 Wi-Fiで固定IPを割り当てる設定
前回の記事で、DHCPの動的IP割当ができるようになりましたが、SSHで接続して作業する場合にIPが度々かわるので面倒!
ということで、下記の記事を参考に固定IPでアクセスできるようにしてみました!
Raspberry Pi に固定IPアドレスを割り当てる方法(Raspbian Jessie)
※参考サイトの設定は有線LAN(eth0)だったので、無線LAN(ra0)に読み替えて少々手を加えています。
実施環境
- ラズパイ本体 Linux raspberrypi 4.9.35-v7+
- ルーター 192.168.0.1/24
- Wi-Fiアダプタ Planex GW-450D2
ルーターのDHCPによる動的IP割当範囲の設定
使用しているルーターのIP割当範囲を変更します。
例えば、ラズパイに割り当てたい固定IPが192.168.0.200だとして、動的割当がこの範囲に入らないように設定します。
192.168.0.2〜192.168.0.100
dhcpcd.confを編集
Wi-Fiアダプタ用の設定を書き込みます。
[code]sudo vim /etc/dhcpcd.conf[/code]
interface ra0
static ip_address=192.168.0.200/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=8.8.8.8
static ip_address にはラズパイに設定したいIPをDHCPの範囲外で設定します。
static routers には、ルーターのIPを指定します。
static domain_name_servers には、DNSを設定します(GoogleのPublic DNSを指定しました)
/etc/network/interfaces を編集
[code]/etc/network/interfaces[/code] を編集して、[code]iface ra0 inet dhcp[/code] の代わりに manualに書き換えます。
(ちなみにdhcpにしたままだと設定が2つとも生きて、動的IPと固定IPの2つのIPが割り当てられてしまいます。)
sudo vim /etc/network/interfaces
...
allow-hotplug ra0
auto ra0
iface ra0 inet manual
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
...
インターフェースを再起動(ifdown/ifup)して確認
ラズパイ本体にディスプレイやキーボードがつながっている環境の人は、インターフェースをdown/upして確認できます。
sudo ifdown ra0
sudo ifup ra0
ifupで問題があるとエラーが表示されるので適宜修正します。
そして、インターフェースを確認
ifconfig ra0
ra0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 00:22:cf:fd:b6:96
inetアドレス:192.168.0.200 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: fe80::c795:2863:d68e:3849/64 範囲:リンク
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:2209345 エラー:53 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:55372 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:689926229 (657.9 MiB) TXバイト:9595982 (9.1 MiB)
やったー!
念のため、再起動して接続できるかも確認しましょう。
[code]sudo reboot[/code]
自分の端末から、[code]ssh pi@192.168.0.200[/code]でログインできたら完了です!
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